ここから僕の土地ー
いつもいろいろ見てた界隈で、ぜんぜんついてけない話題ばっかになってきて、最近もっといろんな会社のブログ探してみたいって思う。
サードブロガーとか身内ブクマとか、そーいう話題で熱くなってる一帯を見てて、「でもそれ、この界隈だけの話だよね」って思う。
ある会社のブログを使ってるけど、ブログっていろんな会社のものがあるし、いろんな使い方あるし、いろんな表現があるのに、なんかすごい狭い枠の定義の話って、息苦しくなる。
ドラえもんの映画の「日本誕生」を思いだす。
自由とか独立とかっていうのに憧れて、まだだれのものにもなってない原始時代の日本にタイムワープしたのに、その「だれのものでもない」土地に立つなり、
「ここから僕の土地ーっ!」
って、自分の領地の枠を引き出す場面。
目の前に広大な自由があって、そこで好きなように独立した自分でいれるのに、わざわざ自分から狭い領域を作って、それを自分ものにしたがるの。
その滑稽さをすぐにドラえもんが示唆するけど。
広い世界に、自分から狭い枠を作って、その中のルールを決めて、それに自分が従属する。
自分が自分の首に首輪つけて、そこから鎖をなにかの柵に括りつける。
広大なネットの世界の中の、ある会社のサービスのもとにできた一部の空間に、その中で柵が作られたり、いろいろルールが定められて、ご近所同士仲良く、勝手なことはしない、そんな自治会の名簿に名前載って、何々地区の住人、って住所をつけられて、小さい小さい村が出来る。
ある会社のサービスを使ってたって、インターネットっていう広い世界を自由に泳げるのに。
でも、名札つけて、首輪を交換しあって、鎖を持ちあって、同じ行動の枠に閉じこもって、自分の世界を自分が狭める。
人の自由を規制する。
そして自分の自由にも縄をかけさせる。
だれのものでもない広大な土地に、夢中になって自分の領土の線をひいたみたいに、自分を狭いところに閉じ込めていく。
まっしろなキャンバスに好きなよーに絵を描くより、輪郭線がひかれたぬり絵に決められた色を塗っていく。
きれいなぬり絵。
理解できない自由絵画。
自分がどっちに心の安定を感じるか、なんだろーね。