善意の経費+追記あり
私のおバカな頭に湧いてる(沸いてる、じゃなくて)素朴なギモン。
- Aっていう組織は、支援のために募った募金を100%を支援先にまわす。
- Bっていう組織は、支援のために募った募金から※%をひいた分を支援にまわす。
こーいう、同じよーなことしてる2つの組織を対立させて、100%まわしてくれるほーが正しくて、中間搾取してる組織のほーには募金するな、みたいなバッシングをよく見る。
(組織名は私のギモンそのものに関係ないので特に明記しないです)
私は「中間搾取してる!」っていうバッシングにいつもフシギに思ってた。
募金を集めて、それを届ける、という活動の経費はだれがだすの?って。
そーいう活動をする組織を維持するにも経費がいるでしょ。
それは「タダ」じゃないよね。
私はむしろ、100%全額届けれるとこは、もしかしてその経費は「持ち出し」なの?
ってびっくりするし。
経費を募金から賄ってはいけない、ってことなら、支援活動にかかるいっさいの経費を持ち出せるお金持ちしか、そーいう活動出来なくなるよね。
だれかの完全な無償のボランティア活動にぶらさがって自分も慈善活動(募金)したつもりになるのは、その自分の慈善活動(自分の募金を支援先に届けること)の経費をぶらさがったボランティアの人に出させてる、ってことになるんじゃないのかなー、って思う。
「100%支援にまわさない」
っていうことへの批判は、
「寄付は無償で集めて無償で届けろよ」
ってことじゃないの?
違うの?
「100%支援にまわせ」
っていう意見は、どんなふーに「正しい」んだろー。
その「正しさ」を知りたい、って思った。
自分でもいろいろ調べてみるけど。
でも、私は、「経費は集めた寄付金から賄っていい」っていう考えだけどね。
それがダメな理由ってあるのかなー。
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追記です。
これ書いてからブックマーク見てたら、こんな記事が書かれてたー。
■ひろゆきの日本ユニセフ&アグネス叩きについてそろそろ一言いっとくか
http://anond.hatelabo.jp/20131114111136
「100%持ち出しの金持ちをお手本にすべき」「ボランティア実務に関わる人はタダで働くべき」というイメージの流布は、こうした活動の継続性を著しく悪化させる。ボランティア系団体を無償または低コストな善意だけで廻そうとすると必ずどこかで破綻する。ちゃんと優秀なマネージャーと専従スタッフがいて、業務知識と経営資産を継承できる体制がないと、萌芽組織が生まれてはまた壊れ、そのたびに尽力した善意の関係者たちは疲弊してその世界から離脱していく。
私もここ、すごい同意。
「無償の善意」は継続性の保障がないから。
持ち出せるお金がある時しか行えない支援より、支援を継続的にできる仕組みが必要だし、それにはぜったいお金がかかるわけだから、そのお金をどこからだすかって考えることが、無償で行うことより大事だよね。